喫茶去(平成29年

Ryokuyin Zen Sangha

法話&Photo Gallery 【喫茶
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喫茶去とは?

11月の法話 「煩悩(ぼんのう)暴走(ぼうそう)                                             11月1日      常真寺  住職 皆川 廣義
 今、生きている私たち人類は、約三十万年前、この地球上に生まれ、他の人類と多くの生物をほろぼして生き残ってきました。その間、血のつながりのある家族を単位として家をつくり、他の人類や生物と戦って勝ち抜き生きてきました。このような私たち人類の歴史は、戦いに強いものだけが生き残り、他の生物に比して万物の霊長であるという自信を持たせました。

 このため平和や共存共栄を説く宗教までもが、今、戦争を止めることができなくなってきています。

 核による戦争は、勝っても負けても全人類の滅亡をもたらすことを知りながら、貧しい国の人々が食べるものをこと欠きながら、一生懸命に核爆弾をつくるようなおろかなことをしているのです。そして周りの国の人々は、なすすべもなく、恐怖におののいているのです。

 お釈迦さまは、このような人類のつくりだす危機の原因は、人類の心のなかにある「無明」というにごりとそれがつくりだす「煩悩」にあると説き示されています。

 お釈迦さまは、途方もない危険性をつくりだす煩悩について、「一人の煩悩でも、全ヒマラヤ山を黄金にしても満足しないものである。」と注意されています。

 私たち生物は、この地球に三十数億年前に誕生し、その時より「生命」を生物という乗物にのせて、久遠に生きんとする願いのもとに生きてきています。生命も生物も、久遠に生きたいという願いをもった存在であります。

 多くの生物のなかで、人類だけが心をもった生物で、この心の中にやっかいな無明と煩悩をもっているのです。そして油断すると煩悩が暴走することになり、核爆弾などは、この煩悩の暴走がつくりだしているものです。

 世界宗教である仏教やキリスト教には、この煩悩をコントロールして人類滅亡の危機をのりこえる力があります。

 どうしても、この煩悩の暴走の危機をのりこえるため、私たちは、お釈迦さまの教えにより生まれた仏智慧(菩提)と慈悲により、この人類の危機をのりこえていかねばなりません。そのために、まず、私たち仏教者は、お釈迦さまの説き示された根本教理(①四諦説、②三帰依説、③六度説)を一人でも多くの人々へ語り示し、共に学び、信じ、実践して、人々に仏智慧と慈悲の心をつくりだしてゆかねばなりません。

 苦・集・道・滅の四諦説は、自分がなんのために生まれ、生き、死んでゆくのかという人生の目的を明示した教えです。仏・法・僧伽の三帰依説は、仏と法と僧伽の仏教の三つの宝を学び、信じ、実践することにより、豊かな仏智慧と安心を得る教えです。六度説は、持戒・精進・禅定・菩提の仏智慧を得る行と、忍辱・布施による苦の原因たる煩悩を滅し安心を得る行の教えです。

 どうしても、私たち人類は、お釈迦さまの教えを、学び、信仰し、実践することにより、煩悩の暴走の危機をとめ、全生物の共存共栄する世界をつくらねばなりません。(駒澤大学名誉教授)  
 


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