喫茶去(平成29年

Ryokuyin Zen Sangha

法話&Photo Gallery 【喫茶
去】
喫茶去とは?

 【8月の法話】「有余(うよ)(ほとけ)無余(むよ)の仏」                                                       7月1日号       常真寺 住職  皆川廣義    
 お釈迦さまの説かれた言葉に、「有余と無予」という言葉があります。有余は、自分の生命にあまりがあるということで生きているときのことです。無余は、自分の生命に余りがなくなったことで亡くなった後のことです。このたびは、有余の仏(生きているときの仏)と無余の仏(亡くなった後の仏)について、お話します。仏とは、ブッダ(悟りを得て、死の迷いと苦悩を解脱し安心を得た人)のことです。最初に仏になられたのは、教主のお釈迦さまで、そして、その後、すべての仏教者は、お釈迦さまの教えにより、すべて仏となりました。

 まず、お釈迦さまの教えにもとづいて自分がどうしたら有余の仏になることができるかについてお話します。お釈迦さまは、人々が「有余の仏」となるには、まず、お釈迦さまの生涯を学んで、正しく理解し、お釈迦さまを仏として信じていただきたいと教えています。

 次に、苦・集・道・滅の四諦説を学んで正しく理解し、仏道により自分の死の迷いや苦悩の原因である無明と煩悩を滅して、安心と生きがいが得られることを、信智していただきます。

 その上、仏教者の修行者グループ(僧伽)に生涯参加し、そこで、仏と法と僧伽の三宝を、自分の悟りと安心を得るよりどころとし、信仰いたします。

 さらに、仏と法と僧伽への帰依と信仰の上に、六度の仏行を学び、正しく理解して、迷いの原因である無明を滅し解脱するために、①持戒②精進③禅定④菩提(仏の智慧)を実践して迷いを解脱し、苦悩の原因である煩悩を滅し解脱するために、①忍辱②布施を実践して苦悩を解脱し、安心と生きがいをつくりだします。

 このように、お釈迦さまの生涯を正しく学び信仰し、サンガの中で仏と法と僧伽の帰依と信仰を実践し、悟りと安心を得るために六度を実践し、迷いと苦悩の原因である無明と煩悩を滅している人々を、お釈迦さまは、有余の仏と呼んでいます。つまり、私たち仏教者は、皆、有余の仏なのです。

 次に、お釈迦さまは、「無余の仏」となるのは、亡くなりましたら通夜の儀式をしていただき、人としての別れをしていただきます。そして、残された人々は、亡くなった人の生涯を心にとどめ、亡き人の人生における良きことはせよとの教えとし、悪しきことはするなとの教えとして学び、自分の人生に生かしていきます。その上、葬儀をして、お釈迦さまの教えにもとづき、亡くなられた方を仏さまとして再生していただきます。仏さまに再生された方を「外なる仏」として寺と家の仏壇と墓にまつり、供養し、信仰します。

 残された人々は、外なる仏としてまつり、供養し信仰することにより、自分の信心のなかに仏として内在化し、「内なる仏」としていただいていきます。外なる仏をまつり供養し信仰することを通して内なる仏をそだて、内なる仏の信仰がまた、外なる仏への信仰を深めて、相互に影響しあいながら仏への信仰が深まり、残された人々の信心のなかに生涯仏として共生していただく信心が生まれます。残された人々は、自分の信心のなかに共生している仏と祈りを通し対話し、生きる知恵や安心を授かります。仏共生の信仰の深化により仏との対話が生まれ、これが仏功徳を共有する信心となります。そして、この内なる仏として再生した「無余の仏」より、残された人々に悟りと安心の教えを聴く、不思議が生まれているのです。

 無余の仏となった仏教者は、子孫が生命と仏法の伝承をするかぎり、彼ら生命と信心のなかで久遠実成の仏となり、説法し続ける仕事をしてゆくのです。(駒澤大学名誉教授)


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