喫茶去(平成29年

Ryokuyin Zen Sangha

法話&Photo Gallery 【喫茶
去】
喫茶去とは?

10月の法話 「無余(むよ)の仏の仕事」                                             10月1日      常真寺  住職 皆川 廣義
 お釈迦さまは、有余(うよ)(生きているとき)の仏と、無余(亡くなった後)の仏について説き示されています。 仏とは、自分の死がもたらす迷いと苦悩を解脱して、悟りと安心を得た人のことです。
 
 仏教の学びは、はじめに、お釈迦さまの生涯を学び、その人柄を正しく理解し、信頼することによりはじまります。

 お釈迦さまの根本教理は、四諦説と三帰依説と六度説の三つよりなっています。四諦説で仏教を正しく理解し、三帰依説で、仏と法と僧伽(宗教者集団)に帰依し、六度説で、持戒・精進・禅定・菩提・忍辱・布施の六行を実践し、誰もが悟りと安心を得られると教えています。

 私たちは、自分の参加する僧伽のなかで、この根本の教えを正しく学び、正しく信仰し、正しく実践して人生の目的を悟り、生死の苦悩を解脱し、安心を得て、「有余の仏」となります。

 そしてまた、私たちは、亡くなった後に、「無余の仏」となり、大切な仕事をせねばならないのです。

 この大切な仕事をするために、亡くなりますと、仏教の葬儀をして仏となり、お釈迦さまより仏さまの名前(法名)をうけ「先祖仏」となります。仏教では、死は、自分の無明と煩悩の完全な滅尽であり、自分を無化して子孫への生きる場をゆずる慈悲行の完成であると教えています。

 亡くなって先祖仏となった方は、子孫により、菩提寺と仏壇と墓の三カ所に「外なる仏」としてまつられ、供養をうけ、先祖仏として信仰されます。

 先祖仏は、「外なる仏」さまとして信仰されることを通して、子孫の信心と生命のなかに、「内なる仏」さまとして内在化されることになります。そして、外なる仏さまの信仰と内なる仏さまの信仰が、相互に影響しあいながら、だんだんと信仰が自然に深まって、子孫の人々の信心のなかに仏さまが共に生きているという「仏共生の信仰」が確立してきます。この仏共生という信仰が生まれてくると、子孫の人々は、祈りを通して、生前と同じようにこの内なる仏さまと対話することができるようになります。そして、この対話のなかで、苦しみをのりこえる智慧をさずかったり、喜びを共有することができるのです。

 このような仏共生の信仰により仏さまから智慧や喜びをさずかることを、仏さまの功徳が子孫に共有され「仏功徳共有の信仰」が確立します。

 以上のように仏教では、亡くなった後に葬儀をし、私たちは先祖仏となり、残された子孫の信心と生命のなかに再生(成仏)し、彼らの祈りを通しての対話のなかに、子孫に悟りと安心を与える大切な仕事をすることになります。

 このようなことから、仏教者の家では、親より子への生命と信心と財産の伝承が生まれ、家門繁栄と子孫安寧がはかられてきたのです。このことが子孫によってかなえられると、私たちも有余の人生だけでなく、亡くなったのちも無余の仏として、私の生命が三十数億年生きてきたように、久遠をめざして子孫の生命と信心のなかに生き続けることになります。(駒澤大学名誉教授)
  


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