喫茶去(平成29年

Ryokuyin Zen Sangha

法話&Photo Gallery 【喫茶
去】
喫茶去とは?

 【9月の法話】「有余(うよ)無余(むよ)の彼岸」      9月1日号                                                                                  常真寺 住職  皆川廣義
 有余は生きているとき、無余は亡くなった後という意味で、有余の彼岸は生きているときの仏さまの世界、無余の彼岸は亡くなった後の仏さまの世界ということです。

 お釈迦さまは、幸せな人生を二十代の後半まで過ごされましたが、二十九歳のとき身近な人々の老病死の苦悩から、自分にもこのような老病死の苦悩がいつかおとずれることを悟り、自分の死を自覚され、深い死の迷いと苦悩をもたれました。そこで、お釈迦さまは、この死の迷いと苦悩を解脱し、悟りと安心を得るため、国王への道を捨てて、樹下石上、三衣一鉢の行乞生活をする沙門という求道者になりました。

 お釈迦さまは、厳しい六年にわたる修行の後に、ブッダガヤの菩提樹下の坐禅行中に、自分が「久遠なる三世十方の生命」であることを悟り、この生命のありようのなかに、課題であった、人生の目的と生死の苦悩からの解脱の道を発見し、自分の沙門としての求道は、完成しました。

 しかし、お釈迦さまは、自分の課題を解決した後、すべての人も自分と同じ課題を持っており、これを救わねばならないと決意され、三十五歳より八十歳で亡くなるまで、数千人の若き仲間(伝道者)たちと四十五年の伝道を展開されました。

 お釈迦さまは、自分一人では、すべての人々に伝道できないと考え、まず、伝道者を養成し、彼らと伝道者集団をつくり、一年のうち、雨季は学習修行、乾季は人々へ伝道実践をしました。まず、インドのすべての人々への伝道が完成すると、次に、外国の人々への伝道を実践されました。そして、四十五年の伝道の後半では、自分が、死んだ後の人々への伝道をどのようにすべきかを考え、死んだ後の伝道のため仏教という宗教を完成されました。このお釈迦さまがつくられた仏教のおかげで、二千五百年後の私たちの仏教が今あるのです。

 お釈迦さまのつくられた仏教は、僧(伝道者)と仏教徒(信者)の二つの修行者集団(サンガ)からなり、人々に、このサンガに生涯参加していただき、サンガの活動のなかで、苦、集、道、滅の四諦説を正しく学び、仏と法とサンガの三宝に帰依信仰し、迷いの原因たる無明を滅する持戒、精進、禅定、菩提の悟りを得る行と、苦の原因たる煩悩を滅する忍辱、布施の安心を得る行の六度説の実践により、すべての人々が人生の目的を悟り、生死の苦悩を解脱して、安心が得られる道であります。

 お釈迦さまは、仏教のサンガに入り、生涯にわたる三帰依の信仰と六度行の実践をした人々を、みな成仏させ有余の仏さまとしました。

 その上、お釈迦さまは、ご自分が亡くなった後の人々を救うために、亡くなった後、自分もすべての有余の仏も、みな無余の仏となり、子孫に生命と仏教の信仰と財の三つの伝承をはかるため、無余の仏として、久遠に子孫を成仏させる仏教を、おつくりいただいているのです。

 このようなお釈迦さまの教えにより、すべての仏教者は、まず、有余の仏となり、亡くなった後も、葬儀をして無余の仏となり、仏法を説教し続け、子孫繁栄をつくりだしているのです。(駒澤大学名誉教授)


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